海の音の道筋
英語初心者でも安心。和訳付きのショートストーリー形式で、無理なく英語多読を続けられます。
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2025.03.19
【このページの読み方ヒント】
このブログでは、まず日本語の「今日の雑学」で話のテーマや内容を理解することをおすすめしています。先に内容を知っておくことで、次に読む「英訳」がスムーズに頭に入りやすくなり、「英語が読めた!」という感覚を掴みやすくなります。ぜひ試してみてくださいね!
タイトル:海の音の道筋
今日の雑学:
海の中には「音波チャネル」と呼ばれる音の通り道があります。水温や塩分濃度が異なる層が重なることで、音波は特定の深さに閉じ込められ、遠くまで届くようになります。この現象は、潜水艦が音波を使った通信を行う際などに利用されており、実際に人間の耳には聞こえない周波数の音が、何百キロも先まで伝わることがあります。
英訳タイトル:Sound Channel in the Ocean
In the ocean, there is a "sound channel" where sound waves are naturally guided over long distances. This occurs because water layers with different temperatures and salinities cause sound waves to bend and get trapped at a certain depth. Submarines often use this channel for communication, sending low-frequency sounds that can travel hundreds of kilometers.

Next Step! 音声を聞いて、さらにレベルアップ!
最初はリスニングで理解力を高め、次にシャドーイングで発音やイントネーションを磨きましょう。段階的に取り組むことで、より効果的に英語を習得できます。
一目でわかる英単語イラスト単語帳
- channel(通り道/チャンネル):音や水などが通る特定の経路。
- wave(波/波動):水や音などの広がる動きのこと。
- temperature(温度):暑さや寒さの度合い。
- salinity(塩分濃度):水にどれだけ塩が含まれているか。
- submarine(潜水艦):海の中を移動する船。
- frequency(周波数):音や電波などの波が1秒間に何回起こるかを表す単位。
英語の文法ミニ解説
- "there is a 'sound channel' where…"
「There is」は「〜がある」と存在を示す表現。
"where" は「〜する場所」と訳せる関係副詞で、前の名詞(sound channel)を説明している。 - "cause sound waves to bend"
「cause + 目的語 + to + 動詞の原形」は「〜が…する原因になる」という意味。
この文では「音の波が曲がる原因になる」。 - "that can travel hundreds of kilometers"
「that」は関係代名詞で前の名詞(sounds)を説明している。「〜できる」という能力を表す"can"と一緒に使われている。
関連フレーズ
日常会話で使える「〜がある」「〜する原因になる」「〜できる」などの表現を覚えてみましょう!
- There is a museum near the station.(駅の近くに博物館があります):
「There is/are」で「〜がある・いる」を表現する。 - Too much noise can cause stress.(騒音が多すぎるとストレスの原因になる):
「cause + 名詞」で「〜の原因になる」。日常的な説明によく使われる。 - I can swim 100 meters.(私は100メートル泳げる):
「can + 動詞」で「〜できる」という能力を表す。
ちょこっと英会話
学んだ単語や表現を実際の英会話で使ってみましょう!
Situation: 海のドキュメンタリーを観た後の友達との会話
A: Did you know there's a sound channel in the ocean?
(海の中に音の通り道があるって知ってた?)
B: No way! What does it do?
(うそ!それって何のためにあるの?)
A: It helps sound waves travel really far. Submarines use it to talk to each other.
(音の波をすごく遠くまで伝えるんだよ。潜水艦がそれで通信するんだって)
B: That’s awesome. Nature is like a giant speaker!
(すごいね!自然って巨大なスピーカーみたいだ!)

実力診断! 英検短文穴埋め問題にチャレンジ!
学んだ内容をどれだけ理解できたか、ちょっとしたクイズでチェックしてみましょう!
英検の形式に近い短文問題なので、実際の試験対策にもぴったり。英語で読める力が少しずつ身についているか確認してみてくださいね。
次の(1)から(5)までの( )に入れるのに最も適切なものを1, 2, 3, 4 の中から一つ選びなさい。
Q1: In the ocean, sound waves can travel ( ) distances.
Q2: There is a special ( ) in the ocean for sound.
Q3: Different water temperatures and ( ) affect sound.
Q4: Sound waves get ( ) and stay at a certain depth.
Q5: Submarines use the sound channel to ( ).
解いた後のヒント!
クイズは解くだけで終わりにせず、「使える英語」にしていくことがポイントです。
答えを確認したら、音読して口に出す → 何も見ずに言ってみる → 自分の言葉に置き換えて使ってみる という3ステップで、どんどん実力がついていきますよ!
「中学生から挑戦できる!英検短文穴埋め問題」のページでは、さらに多くの問題を掲載しています。興味がある方はぜひ挑戦してみてください。